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エジプト産パピルス

ネフェルタリ& ハトホル/ 女神に導かれる王妃の再生

古代エジプトにおいて、
死は終わりではなく、
女神のもとへと導かれる「移行」の過程でした。

このパピルスに描かれているのは、
王妃ネフェルタリと、女神ハトホルが並ぶ姿です。


【意味】
右に立つのは女神ハトホル。
牛角に挟まれた太陽円盤を戴き、
香、歓喜、ダンス、音楽、そして再生を司る存在として描かれています。
ハトホルはまた、「西の女神」として、
死者を冥界へ迎え入れる役割を担っていました。

左に立つのは王妃ネフェルタリ。
生前より「神々に愛された王妃」と称され、
死後は女神たちに迎えられる存在として、
王妃の谷に残る彼女の墓には
ハトホル、イシス、マアトと対面する場面が数多く描かれています。

この場面は、
王妃が女神に導かれ、
人の領域から神聖な領域へと移行していく瞬間を表しています。


【手を取るという表現】
二人が手を取り合って立つ姿は、
人と神のあいだに結ばれる保護と導きの関係を示します。

それは支配でも服従でもなく、
魂が正しい道を歩むことを保証する
女神の導きです。

ネフェルタリはこの場面で、
すでに単なる人ではなく、
再生へ向かう「移行中の魂」として描かれています。


【このパピルスが伝えるもの】
この一枚が語るのは、
死の後に待つ裁きや恐れではなく、
女神に手を取られ、
次の世界へ進むという古代エジプトの死生観です。

香り、祈り、内省の時間に寄り添うとき、
この図は「導かれて進む」という感覚を
そっと思い出させてくれます。


【商品について】
・原産国：エジプト
・素材：天然パピルス
・サイズ：約24 × 32cm
・一点一点、色味や線の表情に個体差があります

「ハトホルとネフェルタリ（香油奉納の図）」と並べることで、
女神に迎えられ、導かれ、再生へ向かう
ネフェルタリの物語を一連の流れとしてご覧いただけます。


【ご購入にあたって】
• 風合いや表情には個体差があります。あらかじめご了承ください。
• お客様のご都合による、返品・返金・キャンセルはお受けしておりません。
• 初期不良・破損があった場合は、到着後速やかにご連絡ください。