【深く甘い琥珀の香り】オマーン産フランキンセンス樹脂〈スティッキータイプ・ボスウェリア・サクラ〉30g
【深く甘い琥珀の香り】オマーン産フランキンセンス樹脂〈スティッキータイプ・ボスウェリア・サクラ〉
【自生するボスウェリア・サクラから採れる、特別な天然樹脂】
このスティッキータイプの樹脂は、オマーン南部ドファール地方、ジャバル・サムハン山脈一帯に自生するBoswellia sacraの古木から手作業で採取された、天然の生樹脂です。
断崖絶壁と乾いた石灰岩の地に、モンスーン期の霧が流れ込む特有の気候。
この地で育つ木々は、日中の強烈な乾燥と夜のしっとりとした空気の繰り返しの中で、内側に油分を蓄え、ゆっくりと樹液を分泌します。
採取された樹脂は、乾燥して粒状になる前の、“まだ生きている”状態に近いもの。
油分と水分を多く含むため乾燥しきらずに溶け合い、やがて一つの大きな塊となります。
そのため見た目は一般的なホジャリグリーンとは異なり、黒〜濃い琥珀色で、手で触れると強く粘りつくほどの粘着性を持ちます。
現地では「Black Sticky Frankincense」や「Heavy Sacra Resin」とも呼ばれ、
高含油・高香気の特別なグレードとして扱われています。
【希少なスティッキータイプとは?】
この樹脂は、樹皮の表面ではなく幹の深部から滲み出る濃密な樹液が固まったもので、
採取時期や樹木の状態、湿度や気温などの条件がすべて整ったときにだけ現れます。
乾燥した粒状のホジャリに比べ油分が豊富で柔らかく、温度によって質感が変化します。
冬場はやや硬く、手の熱で温まると再び柔らかくなるという“生きた樹脂”のような性質。
蒸留にかけると、一般的な樹脂よりも多くの精油成分が得られ、香りは甘く深く、そして温かい感じがします。
【古代エジプトが愛した、神聖な香りの根源】
オマーンからエジプトへと香料を運ばせたとされるハトシェプスト女王。
その時代、フランキンセンスは“神に捧げる香り”として、儀式や治癒に欠かせない存在でした。
このスティッキータイプは、原初の姿に近い、樹の命そのもの”といえる形態です。
【香りと質感の特徴】
・見た目:黒〜深い琥珀色、重みのある塊状
・触感:指に強く張りつくほどの粘着性
【香りの印象】
・焚く前から甘く芳醇な樹脂香を放ち、甘く温かく、バルサミックな香り
・ハニーとウッディが調和した濃密な芳香
・温もりを感じる香り
乾燥したホジャリ樹脂に比べ、より重厚で包み込むような甘さがあり、
ほんのりとスモーキー、土や蜜のような深みも感じます。
【樹脂の形と変化について】
・スティッキータイプは乾燥環境により硬さが変化します
・温かい場所では柔らかくなり、冷えると固まります
・空気や光に触れると黒味が増し、香りがより熟成されていきます
自然そのものの状態を保つため、塊のままの姿で袋詰めしています。
必要に応じて小さく割り、少量ずつ焚いてお使いください。
【さまざまな用途と使い方】
・炭香として焚くと、空間が深く整い心を静めます
・蒸留してオイルや芳香水を得ると、濃厚で甘い香りが広がります
・樹脂そのものを香料瓶に入れ、時間とともに香りの熟成を楽しむことも可能です
【商品情報】
・内容量:30g
・採取地:オマーン・サラーラ地方(ジャバル・サムハン山脈)
・種類:ボスウェリア・サクラ種
・グレード:スティッキータイプ(高含油・塊状樹脂)
・保存方法:直射日光を避け、涼しい場所で保管してください
※温度が高いと柔らかくなります。冷暗所または冷蔵保存をおすすめします
※天然樹脂のため、塊の形や色味には個体差があります
<ご注意>
・本品は食品、医薬品、化粧品ではありません
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